サンフランシスコの女性デザイナーを中心とした コーディネートから学べるもの
たまたまインテリアアイディアを探して、ネットサーフィンをしていると、辿り着いたインテリア会社のLizette Marie Interior Design 、代表作を見ると、目先がぱっと明るくなって、次から次へと吸い込まれて行きました。
女性的イメージが強いながらも、全体で見るとかっこいいコーディネートが多いのです。代表的な、と言うよりも、筆者が気に入ったコーディネート例の画像を幾つか引用して、この会社が作る住空間を感じてみましょう。
アイキャッチ画像としてトップに上げたダイニングの写真と、こちらはリビングの一角にある応接は、辛子色系統と小豆色系統で纏めています。大胆な色使いですが、日本の住宅にも相性がいいと思いませんか。しかし、日本ではなかなか手に入らない色の家具ですよね~先日ニトリでソファを買い替えた際に、選択できる色は白か黒しかあいませんでしたよ。
我が家もカーテンを辛子色にしていますが、ニトリのソファはデザイン優先して色が選べず、黒になってしまいました。リンビングのコーディネートをどうしょうかと悩みながらググっていたので、ここの作品は大変参考になりました。
う~ん、黒と辛子色も合わなくはないですが・・・・・・ピンと来ません。かと言って、既に大きな黒いソファがデ~ンと構えているところに、あずき色を合わせるのもちょっと勇気がいる気がします。ラグも敷きたくない神奈川県、掃除が大変そうだし、洗濯機に入るサイズではない、ソファ掛けか、カバーにあずき色を使って見ようかな。
他の写真も参考に見て行きましょう。
主寝室らしいです。辛子色と言うよりも黄色ですよね、中国の昔は皇帝しか使う事を許されない高貴な色とされて来ました。なんだかこの主寝室も神々しく見えて来ます。照明も室内にある他の成分に合わせ、対照的な濃淡色を使っているので、目覚めがすっきりしそうな色のバランスです。
こちら子供部屋の寝具らしいですが、逆に大人っぽい色に感じます。しかも基本2系統の色で、小さい子用ではないですね。主寝室よりも落ち着いていて、若さがみなぎる成長期の子供をうまく平静、睡眠へと誘導しているように見えます。
こちらは来客用ベッドらしいです。かなりおしゃれにインテリアを考えた様です。ちょっとした非日常な感覚です。でもここの配色は若い夫婦に良いとされる色で、来客にはちょっと、落ち着けるでしょうか。それとも、敢えてこのちょっとした非日常を印象付けるものでしょうか。きっとせいっぱいのおもてなしを演出しているのでしょう。
こちらはリビング、ではなく、ファミリスペースとしての寛ぎ空間だそうです。日本の住宅には、充分にリビングですよ。赤っぽいオレンジの配色は、活発な雰囲気があり、家族の会話が弾めそうです。ソファだけ、ではなく、スツールや腰かけを一緒に置くのが、単調にならないよう、拘りを持たないよう、リラックスできる空間づくりのコツかなと思います。
こちらがリビングです。ちょっと変わってます?多くの色を使って、ソファの種類もそれぞれ異なっています。かと言って、雑然とした感覚ではなく、整然としているが、人間が誰も写ってないないのに、賑やかな雰囲気、と言うよりは、気配を感じます。なんだか高度な技を使っているような気がします。
サニータリーは人工大理石材で統一しながら、濃い小豆色で渋く決めていま。白の大理石をよい引き立て、すっごくかっこいいです。上記写真は全て同じ建物のなかとは限りませんが、それぞれとっても素敵なインテリアとして、参考価値が高いものです。
広い家屋で、それぞれ目的別に仕切られた住空間なら、このような色別で生活空間を区切る方法は、インテリアコーディネートの技の一つです。
今日学べたインテリアコーディネート技は、これです。
● 辛子色と小豆色を大胆に使う
● ファミリスペースに暖色で家族コミュニケーションを図る
● リビングの常識を破る多色多種家具によるコーディネート(高度な技)
● 色別で生活空間を区切る方法もある