前回の記事「箱庭やベランダーガーデニングに役立つテラコッタ鉢の応用15例」の中でも少し触れましたが、数年前から、海外のガーデニングには「フェアリーガーデン」と言うカテゴリーがあります。日本の盆栽に影響されたかどうかは定かではありませんが、子供の世界観に基づいたものではなく、大人たちが、かつての夢を表現できる手段の一つとして、日常の中のちょっとした「特別」に、夢中になっています。

    「フェアリーガーデン」と言う言葉からほぼ想像は出来ますが、具体的にどのくらいの大きさでどんな器を使って、どんな展開をして、どれほどのバリエーションがあるのか、気になりませんか。大人が本気で遊べるこのフェアリーガーデンだからこそ、普通に子供と一緒に楽しめちゃうんじゃないですか。

    これからの参考画像は「Garden Answer」から引用したもので、見るだけでフェアリーガーデンのイメージが掴め、自分の中にも創作意欲が湧いて来ます。






    ここまで来て、ティーカップのフェアリーガーデンで目が覚めましたよぉ、小さな梯子は招き入れる合図ですかね、このままテーブルの上で楽しめそうです。気になる土もこの位の量であれば、ホームセンターで処理済みの土を購入すれば、室内の衛生にも影響しません。フェアリーガーデンを卓上で飾り、インテリアとして楽しむ、新しい文化になるではないですか、特に東京の住宅やマンションには最適です。


    使い古した鍋は、燃えないゴミにしかならないですが、利用価値を増やして、フェアリーガーデンのベースにしちゃいましょう。多肉植物なら、それほど手間もかからないし、忙しい独身貴族のみなさんも手軽に管理できて、逆にしっかり癒して貰えそうです。


     正しい寄せ植えのサンプルとして作られたもので、色どりやバランス感覚が良く、見ていて気持ちがいいです。人形のような装飾はなくても、石や砂でも表現できれば、フェアリーガーデンとして認識されるそうです。


    これまた目が二度覚めます。古本を使ったインテリアを沢山見ましたが、フェアリーガーデンになるとは、誰が想像できましょう。この意外性は、見る人に新しい驚きとインスピレーションを与えるに違いありません。紙なだけに、室内で管理しましょう。


    シンプルなトレイのようなもので作ったフェアリーガーデン、アジア的な箱庭と言うイメージですね。


    すごい。盆栽とフェアリーガーデンが一体化された作品ですね。今にも小人がドアを開けて出て来そうなくらい、リアルに見えるレンガ造りと木の扉です。

    他のサイトからも沢山フェアリーガーデンの作品がありました。それぞれのアイディアと個性が光って、作者の描きたい世界観がじっくりと見えて来ませんかw

❞ http://www.biglots.com

    ベースは子供の遊び道具です、子供が大きく成長すると、不要になる遊び道具は沢山出るので、ただのゴミとして捨てるのは簡単ですが、このフェアリーガーデンの様に、アイディア1つで、生活の潤いにする事が出来るし、子供との思い出も長く残す事ができます。

❞ http://yourhouseandgarden.com/

   花籠のイメージからでしょうか、バスケットもすごく意外性があって、いいベースになりましたね。手軽に持ち歩けるフェアリーガーデン、人目に付きやすいし、置く場所を変える事で、いつまでも新鮮な感覚が持てます。

❞ http://yourhouseandgarden.com/

    日本には「花車」と言うのがありますが、海外には手押し車のフェアリーガーデンがあります。この手押し車は本来の使い方が出来なくなりますが、最高におしゃれですよね。これも手軽に移動できるのが良いですよね、お庭の仕事で邪魔になりません。


❞ https://www.trulygeeky.com/

    石造りのフェアリーガーデンもまた別格です。ホームセンターで売っているのでしょうか、丸い石をこれだけ集めるのに、筆者の地元では結構大変です。

❞ https://www.trulygeeky.com/

    これこれ、このテラコッタの廃物利用が最初のフェアリーガーデンのスタイルでした。この記事を作成するかなり前から、海外のガーデンニングサイトを眺めていたので、早期ではこのスタイルの作品が多かったです。



    最後に、「ミニチュアガーデンニング」と言うサイトから、一味違うフェアリーガーデンです。ベースとなる材料も独特で、これまでのどの作品とまた違ったオリジナリティーがあります。

    見ていると気づきますが、折角のフェアリーガーデン、その形状を維持させたいので、成長がゆっくりの多肉植物・エアプランツが主役なんです。ここが重要!普通の植物は成長で根が張り、メンテナンスが大変になります。

    どれも、素晴らしいフェイアリーガーデンでした。見ているとワクワクします。人間は、自分の生活を彩るテクニックを持っているから、Life is Wondeful なんですね。